2012年2月2日木曜日

ホントのところ

昨日、一昨日でカレンダー、チョコレートといった販売に関わるアイテムの紹介をしてきましたが、もっとも重要なことは写真展としての中身がどうかということです。写真展から受ける印象や良し悪しはあくまで見る側の評価によるもので、主催としての僕の役割は写真展直前まででほぼ終わりだと思っています。


この間に出来得ることを考え、実践し、見る側に受け入れられる領域を拡げることが大事なのですが、それ以上に出展する写真家の意思や意図を充分に反映させたものである必要があります。それには、出展者との充分なコミュニケーションと距離感ともいえる親密性が出てこないと、なかなかうまくいかないものです。

ここでいうコミュニケーションや親密性とは表面上のことではなく、より深い部分でも信頼とでもいったものですが、慣れ合いや妥協に繋がっていくものではありません。あくまでも表現者としての持つ部分とそれを支援や共感を持って手助けしたい僕との立場は違っているものですから、そこを履き違えてしまうと本末転倒になってしまいます。

その点については、今回の二人とはなんら問題はありませんでした。二人展として開催することを決めるまでのいきさつはいろいろとあったのですが、今ここにきて、これをすることの意味が僕の中でより明確になってきたような気がします。もちろん、中身についてはどこに出しても恥ずかしくない、というか、二人の現在持っているものがハッキリと表現され、見る側には自然にそれらを感じてもらえるものになっていると確信しています。

あぁ、多くの人に観てもらいたい。

これが今の僕のホントのところです。



○Story vol.3 企画 “2011” 

清信一芳 ∞ 小田紗優美 二人展

2012年2月7日(火)-3月4日(日)

13:00~19:00、月曜日休み 入場料 ¥300

期間中何度でも入場出来るパスポート制です。

http://kalos-gallery.com/exhibition/next_exhibition.html

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