2011年11月13日日曜日

必要とされる嘘

毎日朝ギャラリーに降りてきてすぐに、ここに書くことが日課となってはいますが、今日はこれを書こうかと考えることはほとんどありません。何となくキーボードに向かい、何となく書き始めることの方が多いので、自分でもまとまったことが書けていないと思っています。


今日だって、実は今こうして書いてはいるものの、特に浮かんでくることも無く、書いています。だから、時々内容と感情が一致していないこともあるわけで、自分でもどうなのこれと思うことがあります。もっとも、のちのち自分で読み直す性分でもないし、ブログってとても主観的なものだから、あまり気にはしてはいません。

まぁ、書いたことそのものに責任は伴うのかもしれないけど、影響力のある話でもないと自認しているので、そうなっているのです。それでも、出来るだけ嘘事は書かないようにしようと決めています。出来ればと書いたのは、必要とされる嘘もあると思っているからです。

表現の場においても、演出の中で必要とされる嘘はいくつもあるもので、それらは見る側に意識されること無く、自然にその世界に入り込んでしまうような類のものであることが望ましいと思っています。策略的に、それを知ったものだけが何か分かったような感覚を与えるべきではないと考えているからです。

現実の世界での嘘は、時に人を不幸に陥れたり、逆に何も疑うことも無く、幸せに生きていけるものとして有るのだと考えていて、すべてを正直にさらけ出しながら生きていけるものではないとも思っています。もちろん、前者の嘘は生きていくのさえ嫌にしてしまうから、決してあってはいけないものです。

必要とされる嘘を、これから何度ついていかなければならないかなんて分からないし、それが本当に必要なものなのかすら覚束ないけど、結果としてそうなってしまうことはあるのだろうなとは思っています。考えに考えた上のことであっても、結局、自分のためだけのものだったら哀しいので、それだけは避けるようにね。

今日もまとまりがないなと感じながら、そろそろと終わりにしようと考えています。

それでは・・・。



○福島隆嗣写真展 「恐ろしいことを考え続けるための都市実践」

 2011年10月30日(日)~2011年11月20日(日)

 13:00~19:00、月曜日休み、入場料 ¥300

 期間中何度でも入場出来るパスポート制です。

http://kalos-gallery.com/exhibition/current_exhibition.html

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