2013年7月21日日曜日

徒然に

ここ数日、日中でも比較的涼しいこともあって、polkaも過ごしやすいのか、惰眠を貪っているような様子です。本人はちっともそんな気はないのかもしれませんが、時折身体を撫でつけた時の眼を細め、悦に入っている様子を見るたびに、ちょっとだけ羨ましくなります。

 身近な人の活躍を羨ましく感じることは良くあることで、ふと、自分もそうありたいと思ったりするのですが、すぐに人は人、自分とは違うからと思いなおしたりします。いつもどこかで、他者との比較を自然に行っているのが、人という生き物なのかもしれません。

だからこそ、人とはどこか違う自分を求めていたり、やっぱり人並みであることを願ったりするのです。表現者としての始まりも同じで、あんなふうに描きたいとかこんな写真を撮りたいとか、こんな音を奏でたいとか、無意識的にもどこかに比較対照するものがあるように思っています。

さまざまな試行錯誤の中、やがて、一部の人が自分自身の色や姿を見つけ、それらを方法、手段として、ある意味自己完結したものとして形づけられていくわけです。ただし、そこには終わりということはなく、一生掛かっても完成はしないのだと思います。

欲深いと思われるかもしれませんが、そういうものなんですね。だから、それらを引き継ぐ者が現れたり、次に続く人がいたりするのです。

おそらくは、どんな世の中になったとしても同じことが繰り返されるのでしょうね。

今よりも違った何か、或いは新しい善きモノを希求する、人としての本能に従って。

そして、それらは自分自身へというよりも、きっと誰かのためになんでしょうね。


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