2011年8月24日水曜日

夢はいつか叶うもの・・・?

カメラを手にして写真を撮り始めるきっかけはさまざまあるのでしょうが、物心ついた頃に自然にカメラを手にしていた人はほとんどいないと思います。現在は、携帯電話の機能としてどなたでも撮影を出来るようにもなったし、急速なデジタル化(ネット環境も含めて)はより身近な記録道具としての活用を拡げ、それがカメラへの興味となり、写真を撮り始めることもあるのでしょう。


ですから、始まりはどなたも自分の興味がスタートで、そこから楽しさを見出したり、撮影よりもカメラ自体に関心を持って行くようになるわけです。どなたも、自分にとっての良い写真を撮りたいと思いながら、技術や経験を積むべく努力を楽しさの中に培っていきます。それらの向かう方向は、先ずは自分自身になります。

それが徐々に、自分の写真は人にどう見られるのかが気になってきます。文字通り気になってくるのです。親しい友人から始まって、同じように写真を撮っている人に見せ、意見や評価を聞きたいと思うわけです。何故かというと、自分の写真が人にとって良い写真かどうかを知りたいことと、それによりもっと上手くなりたいからですね。ここまでも、向かう方向はまだ自分自身です。

大抵の方は、この状態を繰り返し行っています。そこで、満足や欠乏感を持ちながら、やがてカメラから遠ざかってしまう人もいますし、逆にのめり込んでいく人もいます。

さて、そこから展示・発表を行おうと考える人はどこか違っているのかという素朴な疑問が生まれます。自己満足の結果を公にしたいと思う人もいるのでしょうが、大抵はそうではありません。自分の描く世界や作品としての結果や経過を不特定多数の他人に見せる行為には、やはり自分だけに向かっていたのでは出来ない部分があります。ここで初めて、向けられる方向が外側にも向いてくるのですね。親しい友人に見せる事だって、他人に見せるわけだからそうじゃないのと言われるかもしれませんが、そこには自分自身への確認が欲しいだけで、見る側にしても公正で素直な眼で見ているかと言えばそうではありませんから。

そして、僕が思うには、実は多くの人がそのきっかけを待っていて、いつか発表したいと考えているのです。誰かが背中を押してくれるまでね。きつい言い方かもしれませんが、いつ訪れるかも分からないものをいつか来るだろうと夢見ているといっても良いと思います。

夢はいつか叶うもの、そう、誰もが信じていたい言葉だけれど、自らが外側に向けて事を起こし続けていかないと決して叶わないということを誰もが知っています。

今やれることは今しか出来ない(同じテンションで)のなら、今やるしかないんじゃないの、そう思っている人はいつでもお出で下さい。

いつでも大歓迎でお持ちしています。



○Sha-gaku vol.3

8月20日(土)~9月18日(日)

13:00-19:00 月曜日休み

http://kalos-gallery.com/exhibition/next_exhibition.html

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