2011年8月9日火曜日

今日から撤収作業

企画展に参加してくれる人たちのほとんどは他に仕事を持っていますから、こちらに来られる日も時間もまちまちです。中には展示に来れない人もいます。自分で展示・撤収することはとても大事な経験だとは思いますが、それが出来ないから発表は無理だということではありません。


むしろそれまでの準備の方が重要になります。一口に準備と言っても、展示・発表することが初めての場合は、いったい何からすればいいのかと戸惑います。先ずは、その戸惑いを無くすことが僕の仕事になります。

事前の打ち合わせやメールのやり取りの中で、その人の伝えたいこと、表現したいもの、アイデアといったことを出来るだけ理解し、実現化への道筋をサポートするようにしています。もちろん、参加者の気質や性格をある程度考慮しなければ、うまくは行きません。一種、カウンセリングのような仕事でもあるわけです。

だから、目指す方向が決まってきたら、参加者にはあまり余計なことをして欲しくないとの思いがあります。必要最低限のやるべき、準備すべきこと以外は、作品制作に集中してもらえれば良いのです。

実は今は、ギャラリーでプリント作業も行っています。何で自分でプリントしないのと言われるかもしれませんが、僕としては特に変わったことだとは思っていません。もちろん、写真の場合、自分で現像し、プリントまですることが理想のようには感じますが、作業環境の無さもあり、フィルムの場合は大抵はラボでプリントしてもらいます。デジタルの場合も、自分のプリンターで行うことがベストですが、大判などはそうはいきません。

また、著名な写真家の多くは、自分に合ったプリンター(プリントを仕事としている人)にプリントを依頼するケースが多いのです。それには信頼関係と確固たる技術を伴わなければいけません。そういった意味では、参加者と一緒にプリント作業を行うことは、ごく自然の成り行きとも言えます。目の前であれこれと意見も言えますし、僕自身も参加者とのコミュニケーションにより作品性を理解してますからね。

さてっと、今日はおおまかな撤収作業をします。

半分以上は、白い何もない壁になるかな。





○Sha-gaku vol.3

8月20日(土)~9月18日(日)

13:00-19:00 月曜日休み

http://kalos-gallery.com/exhibition/next_exhibition.html




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