2009年6月21日日曜日

日向敏文

以前、ギャラリー開廊時にCSN&Yの"Deja Vu"(デジャ・ヴ)を流していることを書きましたが、上のイメージは誰もいないギャラリーで一人準備をしている時などに聞いているアルバムです。2007年にソニーからオーガニック・スタイルという企画盤の一つとして発売された日向敏文 the BEST ~In the Twilight~と新譜の"ISIS2"です。

日向敏文さんは、1980年代に東京ラブストーリーを始めとするテレビドラマや多くのCMへの楽曲提供、プロデュース業と幅広く活躍されていました。その後表舞台からはすっかり姿を消してしまっていましたが、2006年に自身のレーベルを立ち上げ、公式サイトも出来ました。それでも当時のレーベルだったアルファーレコードはもう無いので、初期のアルバムは残念ながら廃盤になっています。
ネットでも情報を取れてなかったのですが、ようやく公式サイトを見つけ、このアルバムが発売されたことと同時にピアノ・ソロアルバム"ISIS2"も自身のレーベルから発売されることを知り、同時購入したものです。

日向さんのアルバムは、デビューアルバムの"サラの犯罪"、2ndアルバム" 夏の猫"と言う初期のものが好きでした。そして、ピアノ・ソロアルバムの”ISIS”を聞いたときは、鳥肌ものだったことを今でも鮮明に覚えています。

また、このアルバムは、いわゆるニューエイジものとして捉えられそうですが、実は全然違います。楽曲は全てインストメンタルですが、まるで物語を語るように聞く人に迫ってくる感じがします。そして日本人離れしたどことなく退廃的で斬新な音作りが、いつのまにか違う世界へと入っていってしまうような錯覚を覚えさせるのです。

収録された多くの曲は20年以上前に作られた曲ですが、今でも古臭さを感じさせません。

Amazonでも試聴出来るはずですので、興味のある方は聴いてみてください。


日向敏文公式サイト
http://www.toshifumi-hinata.com/

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