選ぶということは何かを捨てること。
昨日のサッカー日本代表発表を見ていて感じたのは、監督であるザッケローニは、さまざまなリスクやオプションを考えながらも、過去4年の間に自分と選手個々とで目指してきた日本代表へのこだわりを持ち続けていたということ。
相当の覚悟と腹をくくった選択だったように思いますし、捨ててしまったオプションを考えると、より明確な方向性が見えてきます。大胆なサプライズを披露することで、安易な期待感を抱かせることより、自分の信念に対して正直に向き合った結果のような印象です。
さて、ギャラリーも丸5年を経過しようとしていて、現在、そのまとめのようなことをしているのですが、僕が出展する人を選んだり、捨てたりしたことはありません。皆、自分の意思で出展された方で、多くが複数回行っています。
そんなふうに、何度も出展を重ねてきた人たちの作品を時系列に見ていくと、この時何を考え、何を思い、発表に至っているのかが、改めて理解出来る気がしてきます。もちろん、間違っているかもしれませんし、直接こうだろうと話を聞くつもりもないので、正解はありません。
ただ、共通して言えることは、彼らもその時々で、あるテーマや思いの中、自分の基準に照らしながら、作品を選び、そして、捨ててきたということです。四苦八苦しながらね。
捨てる行為には、大抵、痛みを伴い、それらの代償として何モノかが生まれると言っても良いと思っています。全てが気持ち良くなんてことは、現実的には起こり得ないものだろうし、もし、そうしたいのなら、何もしない、何も生まない、周りに関心を持たない、自分だけしか見ないようにすればいいんです。
そうありたくないから、彼らは作品を生み、発表することを選んだように思うんですね。
・・・全企画内容ページの第一稿を終えて感じたこと。
○新企画“No Plan”、”Colorful”、”Natural Woman vol.2” 募集中!!
皆様の参加を心からお持ちしています。
Workshop & Review
weeks Ⅱ
2014年4月12日(土)- 次回会期決定まで延長
13:00~19:00、 4/29、5/5,6を除く月曜日、火曜日休廊
13:00~19:00、 4/29、5/5,6を除く月曜日、火曜日休廊
ギャラリー所蔵品、写真集、図録閲覧については、入場無料
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