2009年11月12日木曜日

進化系カメラ 「GXR」

昨日は朝から強い雨が降っていました。このところ、まとまった雨も少なく、すっかり乾燥していましたが、久しぶりの雨でギャラリー内もしっとりとした感じでした。

こんな日は、ほとんどお客様も来られないので、雑事をこまごまと奥の部屋で行っていました。元来の面倒くさがりはこの年になっても相変わらずで、常日頃またこの次にでもやればいいやと思いながら、結局はずるずると残ってしまっていた事をぼちぼちこなしていたのです。

そんな時、ネットで流れてきたデジカメ新製品のニュース。

リコーが12月に発売予定のレンズ交換式デジカメ「GXR」です。このカメラは一眼レフカメラのようにレンズだけを交換するのではなく、レンズと撮像素子が一体化した「カメラユニット」をワンタッチで交換できる斬新な仕組みを採用しているのが特徴です。

もともとリコーは、GRシリーズやGXシリーズで軽量、コンパクトでしかも映りの良さを前面に出し、一部のカメラファンから圧倒的な支持を受けていましたが、今回発売されるGXRは、この定評を崩すことなく、一風変わった作りになっています。

各社コンパクトデジタル一眼として、独自規格のマイクロフォーサーズ採用し軽量化を図り、レンズ交換可能なタイプとし、女性をターゲットに商品発表をしていますが、リコーはあくまでもコンパクトデジカメにこだわり、かつ「カメラユニット」交換により状況に適した設定を提供しようとしています。
YouTubeにも概要がアップされています。

http://www.youtube.com/watch?v=OdfceTxv1p8

ラインナップを見ると、カメラユニットには50mmマクロと24~72mmズームの2タイプが用意され、本体と含めると9万円~13.5万円前後と価格が高いように感じます。また、ユニットは年2~3本程度の発売を見込んでいるようです。

いかにもリコーらしい発想と言えばそう言えなくもありません。工業製品の多くは、ユニット設計の集合されたものが、完成体として製品になる場合がほとんどです。特に製品が大きくなればなるほど、そのような形で設計されています。ユニットごとでの設計、製品品質を上げていき、それを組み合わせた方が、不具合時にも原因特定や被害の広がりをより小さい範囲で見つけることが出来ますから。

僕も以前よくリコーで部品打ち合わせをしていましたので、技術・開発者の製品に対するこだわりや品質への思いは良く分かります。市場がどう受け止めてくれるかですね。

それにしても、プレスリリース会場に大森事業所と載っていたのを見た時は、何かとても懐かしい気持ちになりました。

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