2013年2月7日木曜日

テーマは、・・・私的空間


そろそろ次回の予定を出さないといけないですね。

今日中にはサイトを更新するつもりで、昨日はずっと考えていました。その答えのひとつとして、テーマを、ギャラリーを少しでも私的空間に出来ないかということにしました。僕にとってはその側面は常にあるのですが、来られる方々がということです。

ギャラリーっていうと、何か敷居が高く、入りづらい印象があります。実際、僕も何度かギャラリーの前で足が止まった経験があります。ガラス張りで中が見えているのなら、様子をうかがえるのですが、大抵はそうではありませんので、扉の向こう側でどんな対応をされるか不安になるものです。

まぁ、大抵は何事も起きずに、声も掛けられることも無く、一通り観た上で出てくるだけなのですが、それでも初めての人にとっては、作品鑑賞どころではないのかもしれません。何度かそういう経験を重ねることで、普通のお店と変わらないことに気づき、ようやく自分のペースで観れるようになります。

中には確かに歴史があり、格式ばった感じのところもあるにはありますが、ほとんどはそうでないと思っていただいて構いません。更に、もっと身近な存在になって欲しいなということが、私的空間にすることに繋がっています。

先ずは限定された形からになってしまいますが、お楽しみにして下さい。



Hope for tomorrow 写真展 “Chapter-2”

2013119日(土)- 211日(月・祝日)                              
13001900、月曜日休廊(最終日は除く)
入場料 \300(期間中何度でも入場出来るパスポート制)

2013年2月6日水曜日

だからこそ考えなくては。


天気予報は当たりそうです。
しっかりと雪が舞い始めました。

そうなると、今日は静かな一日になりそうです。夕方以降に打ち合わせがあるので、それまでは奥の部屋で検討事項を考えようと思います。普段からサイトやDMなどのデザイン等、ほとんどのことは僕が行っているのですが、特にそのような勉強もしていないので、何となく僕の好みで行ってしまいます。良くないこととは分かっていますし、いいアイデアが浮かばないことの方が多いので、割と早い段階から検討するようにしています。

DMの場合、最終的にまとまるまでに、たいてい、5パターン程度は考えます。やりながら徐々に変化していったり、内容が固まるにつれ情報を追加したりと、その為にレイアウト変更をしたりするわけです。企画企画でコンセプトやテーマは違うのですから、それらを情報として流すに当たり、やはりそのコンセプトにあったものにすることが多いです。

とはいえ、すんなりと入ってくるまでには、やはり時間が必要です。自分の立てた企画ですから、本来自分が一番理解していないといけないのですが、集まってくる人たち、そこで表現される形が鮮明になってくるほどに、企画を最初に立てた頃から徐々に考えが変化をしていくからです。もちろん大筋や核といったものは変わらないのですが。

良い方向へ向かっていると感じられる変化とそうではない予感のようなものが交互に襲ってくる場合が多く、その度に最初から考えてみたり、立ち止まったりするわけですが、何にしろスタートは切ってしまったので、ここで打っ棄るわけにはいかないよなと思うのです。

今はそんな再確認の時期、だからこそ考えなくては。




Hope for tomorrow 写真展 “Chapter-2”

2013119日(土)- 211日(月・祝日)                              
13001900、月曜日休廊(最終日は除く)
入場料 \300(期間中何度でも入場出来るパスポート制)

2013年2月5日火曜日

いたってシンプルで、普段から誰もが考えていること。


“Hope for tomorrow写真展“は、今週一週間となりました。最終日は祝日の11日、月曜日になりますが通常通り営業をしますので、まだご覧になっていない方は、是非ギャラリーへ足をお運び下さい。

「明日に希望を」って、きれいごとかもしれませんが、誰もに気持ちの中で思って欲しいことです。大人なんだからもっと現実を見据えてと突っ込まれそうですけど、将来に希望を抱けない人生なんてあっちゃいけないのだと思っています。

もちろん苦労や挫折を繰り返しながらのものだろうし、平平凡凡と一生を全うすることを否定する由もありませんから、人それぞれ自分にあった生き方をすれば良いのです。ただ、その時その時でこれが自分の生き方だと自覚していることは少ないわけで、振り返ってみた時に気付くものなんだろうと思うのです。

たとえ絶望の真っただ中にあったとしても、一縷の望みを持つのが人間というものです。また、変わることのない現実を潔く受け入れることが出来るのも人間なんだろうと思います。一見、矛盾した物言いになっていますが、だからこそ生きていけるのです。

話が重くなりそうですが、それほど深刻ぶっているわけではありません。

いたってシンプルで、普段から誰もが考えていること、
ただそれだけのことなのです。




Hope for tomorrow 写真展 “Chapter-2”

2013119日(土)- 211日(月・祝日)                              
13001900、月曜日休廊(最終日は除く)
入場料 \300(期間中何度でも入場出来るパスポート制)

2013年2月4日月曜日

合掌


今朝一番にテレビから流れてきた訃報。
歌舞伎俳優の市川団十郎さんが亡くなりました。

昨年12月に、中村勘三郎さんが亡くなり、歌舞伎界では、いや日本にとっての貴重な財産をこの数ヶ月間で失ったと言えます。人間だから、いつかは死ぬわけですが、それにしてもあまりに早いのでは感じます。

僕たちの周りにはこのような方々がたくさんいらっしゃいます。同じ時代を生き、実際に眼に出来ることを感謝すべきなんだろうと思います。映像や写真は記録として、その姿を残していきますが、やはり生でしか表れてこない感情や息遣いがそこにはあるのです。

もっともっと視野を広くして、同時代を生きていきたいと心から思います。

そして、それは何もテレビやメディアに登場する人々だけでなく、一所懸命に地元で頑張っている方々に対しても同じなのです。なにより、同じ土地に住み、同じ空気を吸っているのですから。




Hope for tomorrow 写真展 “Chapter-2”

2013119日(土)- 211日(月・祝日)                              
13001900、月曜日休廊(最終日は除く)
入場料 \300(期間中何度でも入場出来るパスポート制)

2013年2月3日日曜日

いつも通過点にしか過ぎないのです。


昨日から一転して、昨夜未明からの強い風が残り、一層寒さを感じます。
止められていた自転車は、突風で倒され、歩道で転がっていたりと、今日は外を歩くにも気をつけないといけませんね。

ギャラリーは、テレビ出演の反響も感じず、穏やかで静かな時間が流れています。週末はややお客様の数も増え、と言っても同時に来られる方は少ないので、全く自分のペースで観ていただけます。グループ展というと、お知り合いの場合は、目当ての出展者のものを先ず観る傾向はあるのですが、まぁそれでも良いのだと思っています。

特に意識して並びを考えているわけでもないですから、それから、ゆっくりと他の作品を観てもらえれば良いのです。なので、奥の部屋へ直接入ってから、入口へと戻ってくるのだって構いません。観る側も自由だってことです。順路と書いた表示もありませんしね。

でも、これが個展となるとちょっと違ってきます。やはり観る順番は大事になってきます。特に、あるテーマやコンセプトを持ったものであればある程、その傾向は強くなります。もちろんどんなものにでもテーマは無くちゃ困るんですけどね。

そういう風にお客様に仕向けることも、見せる側の配慮なんですね。ただ、展示して、何となく観てもらえれば良いなんて、あり得ないのです。時に、お客様はそんな意図的な配慮に気付きながらも、それを楽しむがごとく、作家の世界へと入り込んでいかれたりします。そこには、ある程度の慣れや経験が必要になってくるわけですが、よりアートへの深みを楽しめることになります。

表現者にとっても、個展をすることが本当の意味で、自分自身や表そうとしている世界の楽しさや深さを知る機会なのだと思っています。

しかも、それは、いつも通過点にしか過ぎないのです。



Hope for tomorrow 写真展 “Chapter-2”

2013119日(土)- 211日(月・祝日)                              
13001900、月曜日休廊(最終日は除く)
入場料 \300(期間中何度でも入場出来るパスポート制)

2013年2月2日土曜日

答えは出ないかもしれないけれど、


いやぁー、朝から暖かいですね。

このまま気温は上がり、10℃を越えるかもしれません。ただ、風が強くなければ良いのですが。

カメラを持っている人は、外に出てみてはいかがですか。

光景というように、光があるから目の前の様子が見え、更に景色と言われるように色を帯びるわけです。
カメラはそれらを一瞬の内に固定化する道具として生まれました。単なる記録としての役割を再重要課題として進化を重ねる程に、時代時代で少しずつ役割にも変化をきたしています。

それでも、光を集め、その状況を写し取ること自体、なんら変わりありません。したがって、フィルムからデジタルへと急激な変化はあっても、写真そのものが持つ本質は変わらないのだと思います。

むしろ、それらを扱う人々が多様化してきただけなのです。

だからこそ、今、プロアマ問わず、写真家たちは今一度、写真との向き合い方を考えなければいけないのだと思うのです。

答えは出ないかもしれないけれど、やっぱり撮って、自分自身はもちろん世の中に対して提示していくしかないのです。



Hope for tomorrow 写真展 “Chapter-2”

2013119日(土)- 211日(月・祝日)                              
13001900、月曜日休廊(最終日は除く)
入場料 \300(期間中何度でも入場出来るパスポート制)

2013年2月1日金曜日

やるべきことはたくさんあるんだよね。


今日から2月です。

いつものような出だしですが、日一日と過ぎていき、おまえは先月何をしたと自分に問いかけるようなつもりでいます。何を得て、何を捨てたかってことにもなるのですが、忙しさのあまり、捨ててしまったことすら思いつかないなんてことの無いように、得たものは今後の糧として。

“Chapter-2”は折り返しを過ぎたところで、有難いことに今週の新聞にも取り上げられていただき、ホントに多くの方に観ていただきたいなと思っています。初めてギャラリーの存在を知り、来られる方もまだまだいらっしゃいます。ギャラリーってどんなところって、恐る恐る入ってこられる方もいらっしゃいます。

やっぱり、オープンな場じゃないとだめだよなと思います。限定された方々の為に、なんてことを考えているといつまでたっても、地元に根付かないよなとも思います。しかしながら、同じように写真を撮り続けている方で、発表を考え実行に移す方とそうでない方とには決定的な違いがあることも確かです。

この場でその違いを話すつもりは無いのですが、ギャラリーという印象が、いまでも何となく閉鎖的に感じる要因のひとつではあります。アートとしての高みを目指し、提示することと時代のニーズにこたえることは相いれないものだと思われますが、ホントはそうじゃないよなと個人的には思っています。

まだまだ、やるべきことはたくさんあるんだよね。

きっと、そうなんです。



Hope for tomorrow 写真展 “Chapter-2”

2013119日(土)- 211日(月・祝日)                              
13001900、月曜日休廊(最終日は除く)
入場料 \300(期間中何度でも入場出来るパスポート制)