2012年7月19日木曜日

いろいろあるな。


いろいろあるな。

人間表面的には変化が見られなくても、その実、心の中ではさまざまな思いを抱え、嬉しかったり、悲しかったりと感じているものです。個々の性格にもよるのだけど、万事ポーカーフェースに構えたり、大人としての対応が出来るかと言えばそうではありません。

組織の中で働いていれば嫌でも分かるけど、多くの人は人知れず、日常的に起こる不条理や疑問を感じているはずです。社会全般に対しても、同じことが言えるのだと思います。僕自身も約30年そのような生活をしてきたので、充分分かっているつもりです。

それでも生きていくことが一番なわけで、家族や恋人、友人の存在、或いはまるで生活とは関係の無い娯楽や趣味、アートといったものが、大きなウエイトを持ってくるのだと思います。ひとつひとつは小さくても、その人にとってはとても重い、そんな類のものです。

生きていく上で、哲学や思想は非常に大事なことで、そこからいろいろな表現も生まれてくるのですが、現実的にはそれだけでは生きていけないことは誰もが知っていることです。そうは言っても、ただ生きていくことだけが人生なのかと言えば、決してそうではなく、時に喜び、時にもがき、苦しんでいるのも、人間としての性なんだと思います。

ほんと、いろいろあるな・・・。



“Love and Joy  again“

201273日(火)- 729日(日)   
13001900、月曜日休み(16日は除く) 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。



2012年7月18日水曜日

今よりも前に進みたいと思っているのなら・・・


反応が鈍い、もしくは遅いというのは、表現者にとっては、マイナスの働きしかしないものです。

写真家は特にそうです。ケースバイケースはあるけれど、大抵は一瞬をカメラで収めるわけですからね。だから、常日頃、アンテナを高く持って、思うと同時に撮ってしまう必要があります。躊躇していたら、その瞬間は二度と来ないのです。

それでも、いつもそういった状態にいることはやはり難しいし、あらゆるものに過敏に反応していては何が何だか分からなくなるので、ある程度の選択や判断が必要になってきます。これには、経験や知識、ものの見方といったものが重要で、日常的にそういった行動を具体的にしているかで、大きく違ってくるものです。

大事なのは、小さいことでも、具体性を持って行動に移すことです。いくら頭で思っていたり、熟慮を重ねていたとしても、それらは想像でしかなく、ここから創造につなげないと意味はないのです。だから、先の反応というのは、実際の行動に移すまでの時間といっても良いのです。

特に、今よりも前に進みたいと思っているのなら、なおさらじゃないのかな。



“Love and Joy  again“

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2012年7月17日火曜日

もっと、熱くなってほしいな。


ついに暑さはやってきた。

昨日は仙台でも最高気温が30℃を越え、真夏日となりました。湿度も高く、日本の夏らしさがひたひたと近づいてきている感覚がします。

それでも、ギャラリーの中はまだややひんやりとしています。直接陽が射さない、半地下ですから、そうなのですが、気温はそのままに、もっと熱さが欲しいと思ったりします。お客さんは来て下さってはいますが、実際写真を撮られている方が少なく感じるからですね。

常連と言える方の多くは、自分でも撮影をし、発表もされたりしていますので、他の写真家の作品から何かを得たいとか作品としての構成や展示などを興味深く見ています。間違った言い方かもしれませんが、一歩先を行っているのでしょうね。

もちろん写真を撮られなくても、見ることが好きな方が来られるのは嬉しいことです。一般の方にも、写真の作品としての価値を認めて欲しいですからね。

写真にせよ、そうじゃないジャンルのものにせよ、いろいろなものに触れる機会を自分で作ってあげないと、結局は自分が見えてこないと、僕は思っています。ジャンルや姿、形が違っても、表現の本質といったものはあまり変わらないし、充分に影響を受けたり、与えたり出来るものだからね。

もっと、熱くなってほしいな。



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2012年7月16日月曜日

海の日


今日は海の日。

きっと、この天気なら、今は凪いで穏やかななんだろうな。

想像も付かないほど恐ろしい一面を持っているにもかかわらず、普段は穏やかで安らかな表情を僕たちに見せてくれています。地域、地域で見せる姿は違っているけど、その役割を分かっているかのように、自然の内に(って自然そのものなんだけど)立ち居振舞っているようにも思えます。

あるがままに生きたいと願いつつ、なかなか思うようにいかないのが世の中の常で、自然界の中で一番不自然に生きているのが僕たちなんだと思います。

今日ぐらいは、より自然に、自分に素直に。

記念日って、そういうことを思い起こさせてくれるものなんじゃないかな。



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2012年7月15日日曜日

自分があることが前提だけどね。


半袖では少し涼しい朝です。

どうやら一日中雨が降ったり、止んだりとはっきりしないようですが、めげずにいきましょう。今日は東京からのお客さん(次回企画展に参加される方)が来られるので、しっかりと打ち合わせをしながらも、まだお会いしたことのない人が見に来られればいいなと思っています。

毎回のように見に来てくれている常連の方との話は、ほとんどの方が自身で写真を撮られていることもあって、現状や今回の作品の話になるのですが、初めて来られた方や自分では写真を撮ることのない人もいますので、話をしている中に違った視点が見えてくる場合があります。

具体的にどうこうと言うよりも、あぁ、こういう部分に興味が惹かれるんだとか案外シビアに見ているなと感じたりするのです。何気ない一言が、時に新鮮で、いつもこれで良しと考えているものを覆すだけの力があったりするものです。

普段、ある社会や組織の中でのみ通じるような常識は、それ以外の人たちにとってはまるで違う印象を与えることは良くあることで、そこから生じる影響を考えないようになってしまいがちです。

まるで違った観点で、物事を広く見ていくこと、素直に受け入れるべきところはそのようにする、一見して簡単ではないことですが、世界の違う人たちと交流し、ある種の共感を得たいとしたいなら、大事なことだと思います。

でも、まぁ、自分があることが前提だけどね。



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2012年7月14日土曜日

とても難しい質問です。


会期も中盤、今日は出展者も来られるようで、ギャラリーもにぎやかになるかなと思っています。

このところ気温も湿度も上がり、うっとうしい日々が続いていますが、そんな時だからこそアートに触れてみてはいかがでしょうか。まぁ、眼にしたからといって、何か得になるなんてものではありませんが、お金では得られないことを体験出来るかもしれません。

お金があれば大抵のものは手に入る世の中なのかもしれませんが、その“大抵のもの”と自分が“必要としているもの”がどれほど一致しているかどうかなんだと思います。“必要としているもの”の中には、ざっくりと分けると、本当の意味で生活に必要なものと自己満足として必要なものとがあります。

前者は無くては生きていけないもの、後者はそうではないけど自己欲求として手に入れたいものです。ほとんどは前者の為にお金を使うわけだけど、それだけでは何か生きているだけのような気がしてくるのか、たまには後者に走ったりします。

さて、表現者という人種は、どちらを欲したいと思い、表現しているのでしょうか。

とても難しい質問です。

でもね、作品を見ているとその片鱗が分かってくるんだよね。



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2012年7月13日金曜日

昨日の自分も、もう今の自分ではないからね。


明日からの三連休、あくまでも習慣と暦上のことで、休みなんかじゃないと言われる方は多いのだと思います。実際、僕もギャラリーを開けているわけで、休みではありませんからね。とはいえ、やはり休みの方が多いと思いますので、是非とも足を運んで下さると嬉しいのです。

僕の場合、今は休みの日に特別何かをしたいといったこともなく、結局はギャラリーに一人いることがほとんどです。以前は毎週のように芝居や写真なんかを見に行ったりしていたので、何かさびしい生活をしているように思われますが、自分としては特段そんな感覚はありません。

むしろ、休みや時間外であっても、ギャラリーに来てくれて、話をしていることの方がなんとなく安心した心持ちになっているようです。ほとんどを個人で行っているわけで、そのことは自由である反面、とても不安なものです。確固たる自信も無いし、しなければ分からないこともあるし、誰かと話をするということは個人的にとても大事な時間なのでしょう。

それは、すでに知った人であっても、また初めて会った人でもあまり変わりはありません。いつも、同じことの繰り返しではないからですね。これまでに何度となく会い、話をしてきた人であっても、新しい発見がどこかにあると思っているからなのかもしれません。

昨日の自分も、もう今の自分ではないからね。



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