2014年2月23日日曜日

先ずはひとり

先ずはひとり。

昨日は出展者のひとりが作品搬入、展示をほぼ終え、壁面の一角が埋まりました。ほぼと書いたのは、キャプションを検討中だからで、こちらも開幕までに取り付ければ良いので、特に心配はしていません。今日もひとりの展示予定ですから、どうやら今回も準備が重ならずに済みそうです。

少し前にも書きましたが、今回は額装が主になるので、取り付けのための金具や釘はすでに付いています。なので、後は作品を掛け、並びに問題が無いかを確認するだけです。作業自体はそれほど時間が掛かるわけではありませんが、自分が納得する構成で展示して欲しいと思っています。

使用するスペースはそれぞれ違いますが、平均すると4m弱ぐらいです。写真を撮ってはいるけど、展示をしたことが無い方が、この程度の何もない壁の前に立つと、とても広く感じられるものです。それでも、実際、作品サイズや額装方法を検討していくと、思いのほか多くは展示出来ないと気づかされます。

その中で、必要とする情報を選び、そうでないものを省き、かつ組み合わせを考え、自分が思い描く世界を表現しようとするのですから、確かに難しいことだと思います。ただ、見る側の分かりやすさを考え、結果的に過度な説明や情報となってしまうことは避けるべきだろうと考えています。

このような場合、その場での理解度が上がるため、何となく分かったような感じを受けると思われますが、実はあまり印象的でない方が多いのです。簡単に言ってしまうと、残らないってことですね。あるひとつのメッセージを伝えるために、単刀突入に切り込むことも時には必要なのですが、そうではなく、見る側の想像力を刺激しつつ、目的地に到達するような作り方もあるということです。

これらを考える部分が、作品のエディティングになるわけです。

ですので、写真を撮り、発表しようとする方には、発表に必要なテクニカルな部分とは別に、自身をプロデュースする力やそれ以外の幅広い知識や見識を求められているのだと、僕は思っています。

まぁ、始めからそんなものが備わっている人はいませんし、これも経験の成せることのようにも思いますから、先ずは現実として行ってみるのが最善の方法なのです。



○「PHOTO(仮)」企画参加者募集中!!
 
4つの単語から、新たな創造を!!
PHOTO(仮)

皆様の参加を心からお持ちしています。



Sha-gaku vol.7 Act-2
201431日(土)- 330日(日) 
13001900、月曜日休廊
入場料 ¥300(会期中何度も鑑賞出来るパスポート制)


○オープニングパーティー
 3/1(土) 19002100(延長あり) 場所 ギャラリー内
 参加費 ¥700(別途入場料はお支払いいただきます)

 予約不要、入退出自由、差し入れ、持ち込み大歓迎!!

0 件のコメント:

コメントを投稿