Mono-Logue

僕も何度となく個展の機会に携わってきましたが、毎回無の状態から作家が描こうとする世界を具現化することに注力しています。ましてや初めての個展のときは、大げさな言い方かもしれませんが、覚悟を持って当たるようにしています。つまりは、この場においては一蓮托生であるということです。そして、この後、何かを掴んで、次のステップへ進んで行くことを心から願っています。

自己満足の結果ではなく、他者を意識し、創造する行為には、喜びだけではなく苦しみも伴います。それを分かっていながら、真正面から向き合い、形にしようとする人々は稀有な存在であり、もっと評価されるべきだと思っています。これは、有名、無名に関わらず、どの分野においても同じことです。

僕は写真というとても特殊で狭い分野を選びましたが、これほどまでに写真の文化が多様化している現在、絶えずそのような人々が現れてくることを信じて止まないのです。

○”Natural Woman vol.2”、“one by one”参加者募集中！！

新企画“flowers”を告知しています。この機会に是非発表してみて下さい。

http://kalos-gallery.com/event/planning_natural_woman_vol2.html

http://kalos-gallery.com/event/planning_one_by_one.html

http://kalos-gallery.com/event/flowers.html

樋口清之写真展　「毒入りのサンドイッチ」

2016年5月7日（土）-　5月29日（日）
13：00～19：00　月曜休廊
入場料　￥300（期間中何度でも鑑賞出来るパスポート制）

http://kalos-gallery.com/exhibition/higuchi_kiyoyuki_poison.html

小野寺香那恵写真展「あのときの光と影の痕」

2016年6月11日（土）-　7月3日（日）
13：00～19：00　月曜休廊
入場料　￥300（期間中何度でも鑑賞出来るパスポート制）

http://kalos-gallery.com/exhibition/onodera_kanae.html

2016年5月9日月曜日

ありがとう・・・そして、さようなら

樋口清之写真展「毒入りのサンドイッチ」が無事開幕しましたので、今日は哀しいお知らせをします。

長年僕の相棒でしたpolkaが、4日の正午前に息を引き取りました。

先月20日過ぎに体調を崩し、その後頻繁に病院へ通い、回復を望んでいたのですが、18歳1カ月という高齢（人間でいうと88歳程度）で体力が持たず、最後は眠るように亡くなりました。

言葉も交わせず、心も通じていたのかどうかも分かりませんが、これほど長い期間共に暮らし、お互いにここにいるのが当たり前というような関係性でした。失ってから、その存在の大切さや重要性を理解すると言われ、実際何度もそんな経験をしているのにも関わらず、その都度何か突然起きてしまった出来事のように感じてしまうものです。当たり前だからこそ、この関係性をもっと大切にしないといけなかったように、今は感じます。