いよいよ明日が展示作業の正念場になります。といっても、それほど気負っているわけでもなく、予定に則して作業をしていけば良いだけです。すでに半分は終わっている状態ですから、残り半分が終了した時に、ギャラリー内の雰囲気、空気感がどうなっているかになります。
いわゆるバランスというやつです。もちろん、その辺りは二人展ということで、充分考えてはいましたが、なにより個としての表現を大事にしてしまう傾向が僕自身強いことと過剰に互いを意識して欲しくなかったこともあり、意図的に作品を選択したり、構成することはしていません。
結果として、バランスが悪く、居心地が良くない感じになったとしても、それらの責任所在は僕にあるわけで、出展者にはなんら関係の無いことだと考えています。全体を整え、考慮しつつ、見る側に納得してもらえるようにすることも僕の仕事ではあるのですが、凡庸で型どおりのものを提示したところでそこから先に何が生まれるかとも思えるのです。簡単に言ってしまうと、アートってそういうものじゃないだろうということです。
表現者の感情や思考が見え隠れしてこそ、表現としての意味を持つわけで、その為には一般的な枠組みや様式といったところからはみ出すことも必要ですし、あえてバランスを無視することもしていかないといけないと思っています。
さて、こんなことを書いていると、何か不安がっているような印象を与えるかもしれませんが、実は全く心配はしていません。むしろ、ワクワクとしていると言えます。
これも今の僕のホントのところです。
○Story vol.3 企画 “2011”
清信一芳 ∞ 小田紗優美 二人展
2012年2月7日(火)-3月4日(日)
13:00~19:00、月曜日休み 入場料 ¥300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。
http://kalos-gallery.com/exhibition/next_exhibition.html
陽を待つふきのとう
5 日前
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