今日は一並びの日で、震災からちょうど8カ月目になります。
もう8カ月、まだ8カ月と、人それぞれに感覚は違うのだと思いますが、誰にとっても忘れてはいけないし、忘れられない日だと思います。
ロシアの劇作家、チェーホフの一生を舞台にした「ロマンス」で、井上ひさしさんは「人生はボードヴィルだ」と言ってましたが、現実のチェーホフ自身はそれほどまでに華やかで笑いに満ちた生活をしていたわけではありません。
かのチャップリンは、「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ」と語っていましたが、スクリーンに映る姿、そして現実世界での彼自身がそう見えたかと言えば、そうではなかったように、僕には思えます。
ただ、両者に共通して見えたことは、未来へ希望を持ち、現実を笑い飛ばせるだけの力強さ、そして、それらを他の人々へ向けて伝えようとしてきたことです。笑いという人特有の感覚でもって表現された作品の数々に、僕たちは笑い、喜び、時に哀しくなりながらも、彼らの発する無形の力を与えられたのだと思います。
まだ思い出となるには早すぎるし、喜劇とは決して思えないからといって、このまま悲しみに打ちひしがれながら一生を送りたいと考えている人は少ないはずです。昨日書いた「幸福論」でのキーワードは次の3つだと番組の中で話されていたのを思い出します。
意思、努力、行動
毎日考えて生きるのはちょっとしんどいかもしれないけど、今日は少しだけでも考えよう。
そういう日だから、そしてそうしたいから。
今の自分がどうなのかを確かめるために・・・。
○福島隆嗣写真展 「恐ろしいことを考え続けるための都市実践」
2011年10月30日(日)~2011年11月20日(日)
13:00~19:00、月曜日休み、入場料 ¥300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。
http://kalos-gallery.com/exhibition/current_exhibition.html
陽を待つふきのとう
3 日前
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