名高い山頂まで電車で運ばれた人は、
登山家と同じ太陽を見ることはできない。
昨夜偶然テレビで見たNHK「100分de名著」に出てきた言葉です。フランスの哲学者アランの「幸福論」の中に記されていると言います。
他にもこのような類の本は出ていて、哲学書というとそれだけで避けてきたような僕ですから、もちろん読んだことはありません。それでも、そこで紹介されていた言葉は、いちいち引っかかってくるのです。番組では、「世界中でもっとも美しい本の一つである」と紹介していますが、まさに言葉そのものに美しさを感じます。
哲学と言うと何か観念的で難解なものという印象があり、実際手にしたものは大抵がそうなので、読まなくなってしまったのですが、これは日常に沿った書き方であり、難しい言葉を使っていないのも好感が持てます。とても優れた文学書のような感じですね。
最近、本を読むことが少なくなってしまったので、学生の頃を思い出して、ちょっと読んでみようかと思っています。
最後に、
悲観主義は気分に属し、楽観主義は意思に属する。
うん、そうだよな・・・。
○福島隆嗣写真展 「恐ろしいことを考え続けるための都市実践」
2011年10月30日(日)~2011年11月20日(日)
13:00~19:00、月曜日休み、入場料 ¥300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。
http://kalos-gallery.com/exhibition/current_exhibition.html
陽を待つふきのとう
3 日前
0 件のコメント:
コメントを投稿