昨夜久しぶりに”爆笑問題のニッポンの教養”を見ました。
昨夜のお題は”味のある話”と言う事で、人間の味覚についてです。
世界で初めて味覚センサーなる装置を開発し、人間が感じる味覚を数値化し客観的に見られるようにした、九州大学システム情報科学研究院教授の都甲潔(とこうきよし)さんがゲストでした。
先ず感じたことは、味覚って現代人にとって、すでに生存の為の感覚ではないと言うこと。
原始の頃、舌はその味覚の機能として、苦いものは”毒”、甘いものは”栄養源”と捉え、生存そのものに関わってきました。ところが、現在は、本来毒とされる”苦味”や味覚としては当てはまらない”辛味”までも味覚として備えるようになっています。
都甲さんはそんな味覚を軸として、人間の進化を面白く、そして重くならずに語っていました。
そう言えば、味覚って学校とかで検査してもらうことが無いですよね。視覚や聴覚は必ず検査しますけど、やはり主観だからという事と、味覚を感じないことが生活するには多少不便さはあるけれども、本当に困るところまでではないからかもしれません。
また、味覚はその情報や視覚(見た目)そしてその人それぞれの経験に非常に依存しているということです。特に現在は、情報過多ともいえますので、どこそこのレストランのあの料理はすごく美味いとかの情報をもとに、味わうケースが多いです。食べる以前に美味いと言う情報が、すでに脳に入っている訳です。でも、食べた本人が本当に美味しいと感じるかどうかは別物です。
あっ、美味しいと言うのは味覚ではないですね。
polkaは、普段食べているドライフード以外の食べ物をほとんど食べません。ごくたまに僕が食べているものに興味を示しますが、食べる前に匂いを嗅いで、それから舐めます。そして食べても安心と感じると少し食べるようです。生存すると言う意味では、完全に守られた状況下にあっても、食べ物については非常に慎重です。
都甲さんは、”現代人にとって舌は、快感を得るためだけのおもちゃ”とも言っていました。
ほんと、人って不思議です。
そう言えば、昨日の昼に食べた仙台駅東口の”くろく”の味噌ラーメンも見た目と味が一致しない不思議な一品でした。
月夜の松
4 時間前
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