昨日江口敬写真展"Beyond"が無事終了しました。
急遽行なったUstライブ中継は一時機器トラブルがありましたが、何とかやることが出来ました。ハプニングもまた楽しいものです。江口さんは本来僕がしなければいけない解説をアングルを変えるたびにして下さり、本当に頭が下がる思いと同時に、改めて人柄の良さを感じました。
また年末のトークイベントも楽しく行うことが出来ました。少人数とは言え、非常に中身の濃い活発な意見が飛び交い、逆に僕自身が元気づけられました。年明け急に寒さが増し、雪が舞い始め、外に出ることも躊躇してしまうところ、毎日何人かは足をお運び下さいました。
ギャラリーに訪れて下さった皆様、サイトで作品等を見て下さった方々に心より感謝いたします。
とても素敵な大切な時間を過ごした思いは充分あるのですが、僕自身は不完全燃焼と感じています。地域の名も知れぬ小さなギャラリーですから、集客にしても多くは望めないこと、写真専門ギャラリーという特殊性を考慮すると、やはりまだまだ「慣れ」が必要なのかなと思うわけです。
写真を作品としてアートへと昇華させることはとても難しいことです。あまりに身近で手軽なものとして写真が捉えられている現状、元々が記録の為の手段・道具としての性格からいってもそれがごく当たり前なのかもしれません。それでも、いつでも撮れる、手に出来ることを考えると、決してそれは不可能なことではなく、むしろどなたの手からも生み出せる可能性があり、それを行おうとしている人々は実際にいるはずです。
僕はそういった人々と共に、生み出された作品を世に送り出していきたいと考えています。そして、人々に感動や衝撃を与えるような作品は決して美術館クラスの大きな会場でのみ見せてもらえるものではなく、どこから(場所、規模を問わず)でも提示出来ることを証明していきたいのです。とても壮大な夢のような話ですが、先ずは行動しないことには始まらないし、同時に周りの人々がそういうものって可能なことなんだと思えるまでの「慣れ」が必要なのです。
さて、それでは時間が解決してくれるのかということになります。このまま続けることがその方向へと自然に導いてくれるのかと言えばそうではありません。その辺りが実に頭の痛いところなのですが、僕自身が模索していくしかないのだと考えています。
もし、写真で何かを表現したい、伝えたい、感動を享受したいと考えている方はいつでもいらして下さい。
その為のドアは開いています。
自分自身の気持ちに躊躇しているだけでは何も起きませんし、動かなければそれは寝て見る夢にしかなりません。
次はSha-gaku vol.2でお会いします。
そこにひとつの光は見えていますので、是非お越しになりご自身の眼で確認下さい。
陽を待つふきのとう
4 日前
0 件のコメント:
コメントを投稿