今朝7時24分頃、大きめの余震がありました。半地下のギャラリーでも大きいなと感じた僕は、すぐに自室へと戻りました。自室のドアを開けると、いつもは待ちかねたようにpolkaが出てくるのですが、やはり出てきません。部屋の様子はと言うと、まだ震災時と同じような状態なので、倒れそうなものはありませんから、特に変化はありません。
震災直後もそうだったのように、予想通りpolkaはベッドにもぐり込んでいました。そこが安全な場所と思っているのか、おびえていたり、興奮した様子もありません。ゆっくりとベッドから降りると大きく伸びをし、僕の足元に頭をこすりつけてきました。
いつもの変わらない行動に安心しながら、水とエサを交換し、朝の儀式が始まりました。僕がソファーにあぐら座りをし、ブランケット変わりに毛布で覆ったその場所に、polkaは身を丸めます。背中を撫でつけながら、テレビを付け、「てっぱん」を見終わるまでその状態でいるだけ。
ただそれだけのことです。そして、これが僕にとっての一日の始まりです。polkaは少し興奮している様子で、尻尾をやや膨らませます。身体を撫でつけたり、頭を小突いたりするのですが、それでも嫌がるわけでもなく、置物のようにじっとしています。しばらくして、何も無かったかのように僕から離れていくのですが、そうなった時点でギャラリーへ向かうようにしています。
ネコは一般的に気ままで自分勝手と言われています。飼い主との主従関係もあまり無いように感じます。それでもこの短い時間は、お互いの生存確認であり、良し悪しや気分は別にして、今日もまた一日が始まるよと心落ち着かせ、充電しているようにも思える大切なひとときなのです。
変わらずに今こうしていられることに感謝、そして、これから変わっていかなければならないものに向かっていく為に。
震災後であっても、時は止むことなく、刻み続けているのですから。
今日も無理せず、頑張りましょう。
谷に眠る
32 分前
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