今、少しだけ悩んでます。
でも、仕事のことではないんです。昨日、「なにわバタフライN.V」再演のことを書きましたが、もっとすごい再演が同じ時期に行われるのです。
それは、渋谷シアターコクーンで行われる「上海バンスキング」復活公演です。
以前、「上海バンスキング」のことはこのブログでも載せましたが、いまや伝説となっている音楽劇のひとつです。僕自身、この芝居もですが、オンシアター自由劇場にはすごい思い出や思い入れがあるし、たぶんこれが最後だろうなとの思いもあるからです。
配役は開演1時間前に発表されるので、ダブルキャスト、トリプルキャストなんてことになるかもしれませんが、やっぱりオリジナル・キャストで、吉田日出子さんのマドンナことまどかを演じる姿をもう一度観たいのです。
吉田日出子さんは最近ではテレビや映画、舞台での出演がなく、僕が最後に観た芝居は、2005年両国にあるシアターχ(カイ)で公演された「母アンナ・フィアリングとその子供たち」でした。その後2007年に、この芝居の再演が吉田さん主演で行われる予定でしたが、体調不良で降板するニュースが流れていたので、とても気がかりでした。この時の劇場関係者の話で、吉田さんがメニエール病を患っていることが書かれていました。最近でも、美保純さんが同じ病状で舞台降板の記事が出ていましたね。
もし、復活公演で出演すれば、約4年ぶりの舞台出演になるわけです。吉田さんの魅力はなんと言っても、独特の声質とその存在感です。好き嫌いは分かれるところですが、吉田さんの出演無しでは、「上海バンスキング」はありえないと思います。
さわりはこちらから。
http://www.youtube.com/watch?v=hZzj5VoO8E8
吉田さんの役者としてのすごさが出ているテレビ番組では、鶴瓶の「スジナシ」があります。「スジナシ」は、元は名古屋の中部日本放送が製作したいわゆる地方のみに発信された番組でしたが、その内容が評判を呼び、BSをはじめ、関東圏でも放送されるようになり、2006年には新宿紀伊国屋の舞台上で行われもしました。決まっているのは場面設定のみ、台本や打ち合わせもない状態で約15分程度の芝居を鶴瓶さんと毎回違うゲストが行います。ですので、即興性はもちろん、役者としての力が地で出てしまう面白さがあります。DVDでもレンタルされていますので、興味のある方は是非見てください。(たぶん第2巻だったと思います)
さて復活公演には当然、串田和美さん、笹野高史さん、小日向文世さんのクレジットもありましたので、本当にオリジナル・キャストです。ただ、余さんの名前がなかったので、リリー役は違う方が演じることになるのかと少し残念ではあります。
あぁ、悩みます。東京にいたなら、速攻でチケット購入してしまうところですが…。
もうちょっと考えます。でも、このチケットって、おそらく即予約完売になると思われるので、手にいれることすら難しいかもしれません。コクーンのチケットメイトも解約してしまったし、いやはや何ともです。
谷に眠る
1 日前
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