展示が昨日でほぼ終了しました。
久しぶりに体を動かしたことで、運動不足を改めて実感しつつも、心地よい疲労感の中、展示後のスポットに照らされている作品を見ていると、自然とモチベーションが上がる思いがします。
初期の「LONDON」から「静かなシャッター」までの代表作が並べられている光景には、ハービー・山口氏の一貫したスタンスが感じられます。人に対しての優しさ(自分を含めて)や想いが一杯詰まったこれらのイメージは、気持ちを豊かにしてくれます。
写真集としてまとめられた『LONDON-Chasing The Dream-』は、夢を追い求めての副題通り、ハービー・山口氏自身の原点であり、青春の軌跡のようなものです。
新装版の表紙である煙草をくゆらすジョー・ストラマー、アトリエで頬杖をつくヴィヴィアン・ウェストウッド、クリケットに励む女学生などの作品には、時代性とともに美しくも希望に満ちた情景が色濃く写し出されています。
その後の「PEACE」、「静かなシャッター」における若者の笑顔、こどもやお年寄りの姿には、まだまだ世の中捨てたもんじゃないよと言った肩ひじ張らない素直な思いが感じられ、きっと元気や勇気がもらえるのではないかと思っています。
また、「代官山17番地」の代表作であり、DMやチラシのイメージに使用している作品は、大判(960×1200mm)で展示されています。ゼラチンシルバープリントの質感は、大判であっても損なわれることがなく、むしろその表現の確かさに驚かれるのではないでしょうか。
今日もまた宣伝の様になってしまいましたが、今ギャラリーは、「The Big Love」のタイトル通りに、愛に溢れる空間に生まれ変わっています。
皆さんの笑顔にお会いできることを、楽しみにしています。
陽を待つふきのとう
3 日前
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