昨日ファイン・アート・フォトグラファー講座が無事終了しました。
御参加下さった皆様には、長時間のご拝聴、誠に有難うございました。
参加された方々は非常に若かったのですが、自身のお話の内容を聞いていると写真との付き合い方にとても真摯だったのがとても印象的でした。
東京では10年以上続けられてきたこの講座は、写真家を志す方や写真に関わりをより深く持ちたい方にとっては、非常に有意義な講座であると思っていました。事実、仙台を始め遠方から東京に足を運んだ方もおられるほどです。
ギャラリーサイドから見たアートフォトの捉え方、作家としてのアプローチの仕方等、普段は聞くことが出来ない話を、福川さんは次々と話され、改めてその視野の広さに感銘した次第です。
又、参加された方が日頃より感じていた疑問や考えを素直な気持ちで発言されている様子は、正直驚きでもあり、感動すら覚えました。
写真という表現方法と何らかの形で出会い、撮る行為を持って自己表現することを選択した人は、数多くの偶然の中で、何らかの必然により被写体と対峙します。その感覚は、その人にしか感じられない部分でもあり、一方、他の人にも共有してもらいたいものでもあります。しかしながら、人はそれぞれの営みの中で生き、おのずと経験や環境の差により感じ方が違ってしまうことはまぎれもない事実なのです。
それゆえ、表現者としての道を選んだ人は、悩み、模索するのだと思います。
また、それが受け入れられる、られないは別にして、方法論は無数にあります。
僕は昨日片隅で様子を見ながら、この講座がそんな無数に存在する方法論や考え方を自分の中で整理し選択する一つのきっかけになってくればいいなと思っていました。
今後も随時開催したいと考えています。
御要望、ご意見も取り上げていきたいと思っています。
そして、少しでも皆さんの力になれればと。
陽を待つふきのとう
5 時間前