朝の連ドラが「おひさま」から「カーネーション」に変わり、急激な冷え込みで一気に秋モード突入になったりと、このところのバタバタした状態を過ごしている間に、いつのまにか世間や季節は着実に変わっているようです。昨日は久々に駅前にある某大型電器店に行ってきましたが、行きかう間に受ける風の冷たさに、素足にサンダル履きもそろそろ終わりかなと感じました。
インクカートリッジの購入に行ったついでに、次回のDMを置かせてもらったのですが、やはりというかまだというか他の写真展の案内はほとんど見られませんでした。とても残念なことです。周りのカメラ売り場には多くの人が、新しいカメラやレンズを興味深そうな表情で手にしているというのに・・・。
現在行っているPHOTO AID Miyagi は全員アマチュアの方が参加されています。キャリアにも格差があるので、作品として歴然とした差が表れてくるのではと訝しがる方がいるかと思います。
あくまで個人的見解ですが、表現することにおいて、キャリアがそのまま作品に反映するかと言えばそうではないと思っています。確かに経験は貴重なもので、長くそれに親しみ、学習を重ねれば、技術は上がり、知識も増えるものです。写真はカメラという道具を扱うものですから、ある程度の知識は必要になります。また、プリントにしてもさまざまな手法がありますから、自身の作品を活かしうる選択や技術が伴ってくるものです。
でも、目の前にある作品全体から浮かび上がってくる感情や意思のようなものは、それらのバックボーンのみで生まれるものではありません。むしろ、作りだす人の感情や意思が明確に現れてくるものに、見る側は理解を示し、共感を持ち、或いは感動という領域までにいけるのだと思うのです。そして、それらは稚拙や卓越、高尚や低俗と、一見して混ざり合うことの無いモノの中から、自由闊達に現れて良いもので、その範囲において、キャリアは関係ないモノになってしまいます。むしろ、邪魔になることだってあるのです。
自分の写真を作品として発表することに興味のある方は、先ずは、自分の写真を見直してみて下さい。
もし、そこに自分にとって発表する意味のある何かを感じられたなら、それを受け入れるべきです。
僕はいつでもそんな方を待っているのです。
○PHOTO AID Miyagi 2011~一歩前へ~
2011年10月2日(日)~2011年10月16日(日)
13:00~19:00、月曜日休み(10月10日は除く)、入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。
http://kalos-gallery.com/exhibition/next_exhibition.html
谷に眠る
4 日前
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