早いもので、今日で3月も終わります。春休み真っ只中で休んでいる人や新天地での生活準備を進めている人や、一年で一番さまざまな思いが交錯する季節のような気がします。僕も仙台に戻り1年が経ち、全くもって慣れない仕事をやりつつ、常に試行錯誤の毎日を過ごしてきました。今でもそうです。
まぁ、1年で何が分かると言われれば、本当にその通りで、分かったような振りをしても、その実全然分かっていないことの方が多いのです。これまでの経験や人間関係から受けた教えや対処法なんかも決してマニュアルで決められたものではありませんし、それがこの場で正しいかどうかも分からないものです。
何が最善かなんてことを、考えても考えても決められないとの思いの中で、選択と削除を繰り返していることが日々の暮らしのような気がします。僕を含め多くの人は、それぞれの選択肢の中で、出来るだけそれが自分自身にメリットとして返ってくるであろうと思えることに、先ず目がいき、考え始めると思います。
いわゆる損得ですね。損して得を取れと言う言葉がありますが、損しないに越したことはないですから、先ずは得を考えるわけです。そうじゃないよと反論される方はいらっしゃると思いますが、現実的にはそういう傾向の方が多いと思います。
その辺のバランスってとても難しいです。僕の場合は、気持ちの余裕度というか、自分を見つめられる機会度みたいなものが多いと、ちょっと待てよと立ち止まれるのですが、そうでない場合は、ことさらに得を考えてしまいます。また、そんな判断が出来ずに、前に進めないジレンマやあせりが、余計違った方向へと向かわせてしまうものです。
なので、ちょっと立ち止まる勇気や今しなければいけないことを先ず考えようと思いながら、今は過ごしているのです。
陽を待つふきのとう
5 時間前