いよいよ今日から展示作業が始まります!
今回は、木戸さんとも一緒に作品構成を検討し、配置等の詳細が決まっているので、搬入される作品を展示していけば良いだけです。多少の調整があるかもしれませんが、問題はないと考えています。
展示会を見に来られるお客さんに、展示や照明はギャラリーの意図でしているのですかと聞かれることがあります。以前行った高橋和海写真展で、全体的な照明の暗さとカーテンを使用して境をつけた時には、良くそんなことを聞かれました。この時は作品の大きさやプリント種類、イメージ等から、僕が独断でそうしてしまっています。
今回は非常にスタンダードな写真展の構成を考えていましたので、作品個々の配置と順番をお互いの意見を出しながら、決めていきました。展示の方法はある意味無限にあると言えます。僕の場合は、あるひとつのテーマの中で、それを構成するイメージを選択する際に、分かりやすさ(見る側にとっての)を先ず考えます。なので、シンボリックなイメージがある場合は、比較的作業はやりやすくなります。そういった点では、非常にすんなりと決まった方だと思います。
展示にかかり、徐々に壁に作品が掛けられ、全体の姿が表れ始めます。展示が終わり、照明を入れると作品に輝きのようなものが生まれます。この瞬間が僕にとっては一番ワクワクし、気持ちが昂りますね。若干の位置調整を行い、全ての照明を一気に入れ、ギャラリー内の風景を入口から始まって、順を追ってポイント、ポイントで確認すると、それだけで全ての仕事が終わったように思えてしまいます。
後は、見るお客さんが全てを判断し、評価するわけですから、一旦というか会期中は僕の手からも離れてしまっているように感じています。そういった意味では、お披露目までが僕の仕事であるようにも思っています。もちろん、会期中の反応や評価への反省はいつもするようには心掛けてはいますが・・・。
取りあえず今は、明日ぐらいまでには展示を終え、初日に無事お披露目することを考えています。皆さんはそれまでお楽しみにお待ち下さい。
谷に眠る
4 日前
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